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技能実習生について
なぜネパールなのか
日本が技能実習生としての受け入れている国としては中国、ベトナムが主流となっていますが、自国の発展により賃金の増加や、人材の枯渇により良い人材が集まりにくくあります。そこで他のアジア諸外国に人材を求め、受入国を追加される監理団体が増えてきていますが、「ネパール」はその一つとして最も注目されており、中国、ベトナムに続く技能実習生受け入れ国としてネパール人技能実習生への期待が高まっています。
【平均年齢24歳 ! 若者が多い国】
人口3000万人に対して平均年齢が24歳と若年層が占める割合が多く、約 50%が24歳以下となっています。さらに外国に出て学びたい、働きたいという若者が多く、主な留学先はオーストラリアに次いで日本は第2位となっています。日本に憧れをもつネパール人は非常に多く、そのほとんどは日本の専門学校や大学を卒業し、そのまま日本で働くこと希望しています。ベトナムがそうであったように、ネパール人向けの食料品店などを見かけたり、ネパール人に会う機会も今後増えてくるでしょう。
【日本に活躍の場を求める人達】
ネパールは真面目で優秀な人が多いのですが、産業が農業か観光業しかなく、海外に活躍の場を求める人が少なくありません。日本への留学生が増えた理由としては、日本政府の留学生受け入れ緩和と、震災による他国の留学生減少のためで、ネパールの若者にとって絶好なチャンスとなりました。ネパール国内では日本語学校が多く、現在も新たな学校が建設されていっております。
【日本在留のネパール人留学生の多さ】
日本に在留しているネパール人技能実習生数(1 号 -3 号)は、約2,000名とまだまだ少ない現状です。しかし、留学生の数でいうと、中国続き、2番目に留学生の数が多く、現在約45,000人のネパール学生が日本で学んでいます。今後、ネパール⇔日本の間で実習生送出しの体制が整備され、相当な数のネパール人技能実習生が日本に入ってくるものと思われます。
【日本語習得スピードの速さ】
ネパール語は日本語と文法がほぼ同じ語順なので、勉強をするときに単語を覚えるだけで良いため、習得スピードが早いです。例えば、日本語の「私の名前は〇〇です。」というのは、ネパール語にすると「メロ(私の)ナーム(名前は)〇〇 ホ(です)」となります。他にも言語に関する共通点としては、擬音語、擬態語が挙げられます。ベルの音は「ティニニ」、ドアを閉める音を「ディヤンマ」といいます。擬態語としてはにっこりを「ムスッカ」、怖くて震えることを「ドゥクドゥク」と言ったりします。
【バイリンガル国の英語力】
ネパールの公立学校の多くは、ネパール語で授業を行い、英語は主に教科として教えます。わずか5歳から2つ以上の言語を学びはじめ、 高等教育(16歳以上)は、ほとんどの授業が英語で行われます。よってほとんどのネパール人が日常会話レベルの英語が話せるのです。
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